高脂血症の予防に総コレステロール値をモニターしましょう。血液検査で基準値との比較を。
総コレステロールという言葉、コレステロールだけならマスコミをいつも賑わせていますが、総コレステロールというと理解できている人は少ないようです。血液検査が必要になりますが、総コレステロールとは、血中の「コレステロール」「中性脂肪」「リン脂質」「遊離脂肪酸」の値を測定した総合値が総コレステロールです。これらの値が基準値を超えるたものが、いわゆる高脂血症。高脂血症の弊害は動脈硬化でよく知られていますが、これは総コレステロール値の中のコレステロール値と中性脂肪値が基準値を上回った状況で多発します。総コレステロール値のモニターは血液系の疾患では必須で、総コレステロール値が基準値を上回った状態を放置すると動脈硬化から脳卒中や心筋症、心筋梗塞へとつながる可能性がでてきます。
日本動脈硬化学会では、血液検査の結果得られる総コレステロールの基準値を220mg/dl未満としています。高脂血症の診断がなされるのは220mg/dl超のケースです。そのほか悪玉コレステロールといわれるLDLは120mg/dl、中性脂肪の場合は150mg/dlが基準値で、各々140mg/dl、150mg/dl以上が高脂血症の値となります。総コレステロールの高低は当然ですが生活習慣に大きく左右されます。血液検査を定期的に受診し、食事内容の改善などで総コレステロール値をモニターしてゆく事はとても重要です。また、総コレステロールの基準値を健康のバロメーターとして活用すれば高脂血症を予防し健康な生活を送ることができるようになります。なによりも総コレステロール値が基準値より高い事で生じる精神的は不安が無くなるのは大きいでしょう。
総コレステロール値が血液検査の結果で基準値の範囲内でも、他のコレステロール値が基準値をオーバーしているというケースはよくあります。総コレステロールは、その呼び名から「全て」と誤解されがちですが、LDLコレステロール値、中性脂肪値、HDLコレステロール値とは別に基準値が設定されています。これらの基準値も定期的な血液検査でモニターしてゆく必要があります。HDLコレステロールは善玉コレステロールといわれて馴染みがあるかもしれません。この値の高低が示すものも大きく食事改善のヒントともなりますので血液検査モニターの意味は少なくありません。HDLコレステロールは、総コレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪などで余分なものを肝臓へ戻す働きがあり、総コレステロールと同様、HDLコレステロールの基準値との比較も大事です。HDLコレステロールが基準値の40mg/dlより低い値となると、総コレステロール他のコレステロールで余剰となったものが回収できず、結果、高脂血症を引起しやすくなるのです。総コレステロール・LDLコレステロール・中性脂肪の値を基準値より低く抑え、HDLコレステロール値を基準値より高いところに維持するような食事改善、生活習慣改善が理想です。